日本人の2人に1人ががんにかかると言われている昨今。
遺伝やストレス、喫煙や飲酒、偏りがちな食事や環境問題など、がんになりうる原因はさまざまあります。
そのような環境下でも、誰しもがんにはかかりたくありません。
この記事では、私たちの身近で手に入る「がん予防に効く成分」と「がん予防に効く飲み物」について詳しく解説していきます。
ご興味のある方はぜひご覧になってください。
がん予防に効くとされる成分
人の体には少なからず、がん細胞が存在していると言われます。
そのがん細胞をムクムクと成長させないためにも、日頃口に入れる物から気にかけてみてはいかがでしょうか。
がん予防に効くとされる、身近に手に入る成分(食品)のごく一部をご紹介いたします。
・アリシン
アリシンとは、ニンニクや玉ねぎに含まれる香気成分のことで、状態のままの食品には存在していませんが、切ったりすりおろしたりすることで分解・変換される成分です。
高血圧の対策や疲労回復効果があると言われています。
疲労の蓄積は発がん性リスクを高めますので、日々の疲労回復が大切になってきます。
参考ページ:ニンニクと健康
参考ページ:四季の野菜の健康と栄養
・イソフラボン
イソフラボンは、大豆などマメ科の植物に含まれる成分で、味噌や豆腐などに含まれています。
女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きすると言われており、骨粗しょう症の予防や更年期障害の改善などに役立ちます。
また「乳がん」などのホルモン依存性のがんには、イソフラボンが過剰なホルモンを抑える働きがあることがわかってきているようです。
参考ページ:骨粗鬆症の予防における大豆イソフラボンの生体利用性に関する研究
参考ページ:大豆・イソフラボン摂取と乳がん発生率との関係について
参考ページ:日本における大豆、イソフラボン、乳がんリスクの関係
・スルフォラファン
スルフォラファンとは、ブロッコリー・ケール・キャベツなどのアブラナ科の野菜に含まれる成分です。
解毒作用や抗酸化作用など発がん予防の効果が期待されていると言われています。
ケールやキャベツなど生で食べられる食品はサラダやジュースとして摂取し、加熱が必要なブロッコリーなどはスープにしてゆで汁ごと摂取することをおすすめします。
参考ページ:ブロッコリーに放射線がん治療の効果高める成分
・β-グルカン
β-グルカは、きのこや大麦などに多く含まれる成分です。
免疫力を高め、腸内環境を整えるなど優れた効果が期待できます。
参考ページ:「大麦」を食べている日本人の腸内環境は良好 食物繊維の豊富な大麦が善玉菌を増やす
参考ページ:キノコが身体によいわけ
・リコピン
リコピンは、天然の赤色色素の食品であり、トマトやスイカ、ピンクグレープフルーツなどに含まれている成分です。
食後血糖値の急激な上昇を抑制してくれる効果があると言われています。
また抗酸化作用により、がん予防にも期待がもてます。
参考ページ:リコピンについて
参考ページ:リコピン高含有トマトの継続摂取は食後血糖値の急激な上昇を抑制する
がん予防に効くとされる飲み物
自然の恵みをたっぷりと受けた食品から生成される飲み物は体にいいと言われます。
何気に飲んでいる添加物入りの飲料から、自然の恵みたっぷりの飲料に変えてみませんか。
次にご紹介するのは、がん予防に効くとされる飲み物のごく一部です。
・トマトジュース
野菜には一般にビタミンA(β-カロテン)やビタミンCを多く含んでいますが、トマトはこの他にビタミンB₁,B₂などのビタミンB群やEも豊富で、ミネラル、カリウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、セレン等をバランスよく含んでいます。
また赤い色素のリコピンはがん予防を始め、多くの疾患の予防に効果があると言われます。
このトマトをジュースにして飲むことは、手軽でおすすめの飲み物です。
※市販のトマトジュースは、塩分が含まれていないものや自然に近い形で作られている物を選ぶと良いでしょう。
参考ページ:薬は食事におよばない
・ごぼう茶
ごぼうを乾燥させ、チップ状または粉末にしたものがごぼう茶です。
ごぼうには整腸作用がある食物繊維が豊富に含まれている他、マグネシウムやカリウム、亜鉛、銅などミネラル類も含まれています。
また不溶性食物繊維の一種であるリグニンは腸内の発がん性物質を排出する働きがあり、大腸がん予防に期待が持てると言われています。
その他に、緑茶・コーヒー・タヒボ茶なども、がん予防におすすめの飲み物です。
下記に詳しくご紹介していきます。
参考ページ:腸内環境と血圧を改善する「ごぼう」の焙煎
参考ページ:腸内の発がん物質を吸着する「ごぼう(牛蒡)」
緑茶はがんに効くって本当?
緑茶にはさまざまな成分が含まれていますが、その中でも特に多く含まれているのがカテキンです。
カテキンとは、お茶から抽出されるポリフェノール群のことで、エピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレートなどがあります。
中でも、カテキンの主成分と言われるエピガロカテキンガレート(EGCG)は、強い抗酸化作用や抗ウイルス活性、抗菌作用などを持つとされており、がんの発生原因とされている活性酸素への作用も期待されています。
緑茶のカテキン分子を最大限に抽出するためには、急須に茶葉を入れて8~10分蒸らしてから飲むことがいいようです。
参考ページ:2022 年 4 巻 1 号 p. 44-48
参考ページ:緑茶が癌に効く理由
コーヒーはがんに効くって本当?
コーヒーにはカフェインのほか、ポリフェノールが含まれています。
カフェインは自律神経の働きを高めるため、体脂肪の燃焼が促進するのではとダイエット効果に対する期待が持たれています。
またコーヒーの成分で一番に注目したいのが、ポリフェノールです。
コーヒーに含まれるポリフェノールはクロロゲン酸という成分で、褐色や苦み、香りの素になります。
ワインやカカオなどのポリフェノール類と同じく、抗酸化作用が高いと言われています。
またインスリンの分泌に作用する可能性があると言われており、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
※カフェインが苦手な方が摂取すると動悸などの症状がでる可能性があります。
その場合は、カフェインレスのコーヒーもありますのでお試しください。
参考ページ:コーヒーの成分と発がん抑制作用
参考ページ:コーヒーの摂取は空腹時血糖値の低下と関連
タヒボ茶とは?
最後にタヒボ茶について解説します。
タヒボ茶はアマゾン川流域の特定地域に自生する薬木で、健康茶として1500年も前から現地で飲用されてきました。
煎じるタイプ、水やお湯で溶かして飲む顆粒タイプ、カプセルタイプ、タブレットタイプなどのさまざまな商品があります。
煎じる又は顆粒タイプのお茶は特に匂いや苦みなどがないことから、子供からお年寄りまでどなたにでも飲めるベーシックなお茶です。
タヒボ茶には豊富なビタミンやミネラル類をはじめ、多種多様の有用成分が含まれています。
それらの成分は、長年の生活習慣で溜まってしまった、体内の毒素や乱れがちな体調を整え継続する事で改善へと導くことが期待できます。
タヒボ茶についてご興味のある方は↓こちらをご覧ください。
商品一覧
参考ページ:タヒボ茶抽出物の抗酸化作用
まとめ
がん予防に効果のある成分と飲み物について、ご紹介してきました。
がんに罹ってしまってからでは、体力的にも精神的にも弱ってしまいます。
年に一度の健康診断はもちろんのこと、日々の食生活や飲み物にも気をかけていただき、がん予防につとめていただければと思います。
みなさまの健康寿命が継続しますことを心より願っております。
タヒボeでは、お客様相談窓口を設けております。
些細なことでも結構ですので、お困りの方はお気軽にお問合せください。
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